中町

須坂町道路元標

須坂町の発祥の起点

長野県須坂市中町にある「中町の辻」は須坂町の発祥の起点だと言われています。

「辻」を辞書で調べると
道路が十字形に交わる所。四つ辻。十字路。
とあります。 「中町の辻」とは「中町の十字路」のことですね。

この「中町の辻」は
横町通り(銀座通り)から「中町の辻」を左折して小布施へ向かった「谷街道」(写真右下から左下)と
高山方面より新町通りを抜け「中町の辻」に着く「草津街道」(写真左上)と辻を右折し本町通りから仁礼、菅平へと抜ける「大笹街道」(写真右上)
の分岐点でした。

明治時代になって道路元標が、高丸(写真右下、右側)の角に設けられましたが、現在は高丸の道向かいに復元され立っています。

この交差点には江戸時代、須坂藩の高札場が設けられ、明治以降には警察署→郵便局→商工会議所がおかれ、現在の八十二銀行の前身、六十三銀行があったりと須坂の商業の要の土地だったのです。





須坂町道路元標

住所:中町
名前:須坂町道路元標
取材日:2005/08/27
更新日:2020/03/30

参考文献

ふるさと須坂<須坂市教育委員会>
ふるさと歴史マップ<須坂市公民館>

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