南原町

臥竜公園

本多静六林学博士によって設計された

長野県須坂市にある「臥竜公園」は、大正15年に本多静六林学博士によって設計された「須坂町公園設計案」を元に、昭和6年に完成した公園です。

その後、臥竜公園は色々な100選に認定される公園になりました。

・「日本の名松100選」 
昭和58年5月 財団法人日本の松の緑を守る会認定
・「長野の自然100選」
昭和62年11月 財団法人森林文化協会認定
・「さくら名所100選」
平成2年4月 財団法人日本さくらの会認定
・「信州の夕景色100選」
平成11年10月 長野県認定

地元住民としては、「臥竜公園」イコール「桜」の印象が強いのですが、「さくら名所100選」に認定されたのは平成になってからなのですね。初めて知りました・・・。

臥竜公園はその名の通り、臥竜山の横にあります。
臥竜山の名前の由来は「竜が伏せている姿」に似ているからだそうで、写真でわかりますか?
右側が頭で尻尾を手前に巻いて伏せているように見えます。(なんとなく・・・)
臥竜公園にある「臥竜池」は人口的に作られた池です。
設計者の本多静六博士は全国200箇所以上の公園の設計、改造計画を実施しましたが、長野県内の公園も9箇所余り手がけています。


須坂の歴史と切り離すことのできない「臥竜公園(臥竜山)」。
現在は四季折々の自然を見せてくれて市民の憩いの公園となっています。
これからも市民の憩いの公園であり、県内外にも「臥竜公園」の素晴らしさを知っていただきたいものですね。


「現存する地物を巧みに活用し、風景美を助長しこれを実用に供するに努め、最小限の経費で最大の効果を収める。」
本多静六博士が公園設計について掲げたこの言葉に重みを感じます。

臥竜公園

住所:南原町
名前:臥竜公園
取材日:2005/07/13
更新日:2020/03/30

参考文献

名勝臥竜公園の自然と歴史と文化<田子昭治編著>

掲載している探検隊スペシャル