本上町

蝶の民俗館

人と蝶との関係を追及する

長野県須坂市の本町通りに「蝶の民俗館」があります。
館長の「今井 彰さん」は永年にわたって、蝶と人間とのかかわりあいについて調べてきたそうです。永年の研究の成果を、自宅土蔵の改修にあわせて土蔵をミニ博物館にし、展示しています。
(自宅に土蔵?土蔵があるだけですごい・・・)

ミニ博物館である土蔵は大正の初めに原慶さん(大工棟梁、穀町)飯泉さん(左官、南原町)森山さん(屋根瓦、穀町)という当時に一流の職人さんによって作られました。
土壁の厚さは30cmもあるのですよ。

博物館には世界各地の綺麗な蝶の標本が飾ってありました。
中でも僕の目を引いたのは「モルフォチョウ」です。
このチョウは光の当たり方によって虹色に光る綺麗なチョウなのですが、すごい事にこのチョウの発光を応用し、染色をしないで服を作る技術が研究されているというのです。


館内は人間とチョウとの関係の歴史を上手に展示してあります。今回は館内の写真はアップしませんでしたが、「土蔵の中の蝶の博物館」もなかなかいいものですよ。観光の方も地元の方も足を運んでみてください。

2005年8月31日まで「笠鉾会館ドリームホール」で
「世界の蝶と蝶の映画ポスター展」
が開催されています。こちらも面白そうですね。

蝶の民俗館

住所:本上町
名前:蝶の民俗館
取材日:2005/07/23
更新日:2020/03/30

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