須坂市には、諏訪大社の御分社が17社あります。
現在も「諏訪神社」と呼ばれている神社は2社で、1つは豊丘の灰野にあり、もう1つがこの「中島の諏訪神社」です。
「御分社」というのは、
寺院に本山、末寺と言う言葉があることと同じように、神社では、末社ではなく分社、敬称をつけて「御分社」と呼ばれることもあるのです。
全国の神社の数はおおよそ11万社あり、
その内1番多いのは「稲荷神社」、
2番目は「八幡神社」、
そして3番目に多いのが「諏訪神社」なのです。
その昔、須坂地域をまとめていた豪族はまとめて「信濃源氏」と呼ばれていました。
信濃源氏の一族は、源氏の氏神である「八幡神」を拝めていたのです。
室町時代になると、信濃の郷村は一ノ宮諏訪神社の祭の頭役を務めるようになります。
そのために頭役を務める郷村内には多くの諏訪神社が祀られるようになったのだそうです。
諏訪神社の神様は、お諏訪さまや諏訪大明神と親しまれ、雨風に関係のある農業の守護神としての信仰が有名です。
また、その信仰は時代によって変わり、古くは狩猟農耕の神、武家の時代には軍神、現在は産業・交通安全・縁結びの神としても信仰されているのです。
長野須坂屋島線と村山線を結ぶ道路沿いに鮮やかな赤い大きな屋根が目に入ります。
正面に回ると最近新しくされた立派な鳥居と御百度石、一対の立派な常夜灯があります。
この常夜灯は昭和13年に滝沢という方が寄贈したのだとか・・・。
この神社の由来や歴史についてはわかりませんが、こんなにも立派な神社なのだからその由来を調べてみると面白いかも。境内には宝物庫もあります。