福島町

小林京之助句碑

長野県須坂市福島の小林宅庭先に句碑が建っています。

「君が忠 親に孝行は 国の光」

この句を残した「田ノ本誼道<タノモトイドウ>」とは通称名です。
本名は「小林京之助」といいました。

安政6年(1900)に福島村に生まれた京之助は、子供の頃に
同村の師匠「堀信山」に
「学校が出来たから学校生徒に負けないように学問に励みなさい」
といわれ、父に頼み、余暇を利用して勉学に励んだのだそうです。


明治7年に俳諧が流行すると、京之助は同村の「田ノ本一秀」の門に入り、師の「田ノ本」の号を継ぎ「田ノ本誼道」と名乗るようになりました。


常々京之助が言っていた
「仁義と礼儀の道は人として欠けてはならない。
自分は常に言行の鏡としていなさい。」
の心はこの碑文にも表れているように感じるのです。





小林京之助句碑

住所:福島町
名前:小林京之助句碑
取材日:2007/01/20
更新日:2020/12/18

参考文献

須坂市人物誌<須坂市人物誌編集委員会>
筆塚並先人塚調査書<郷土史研究部>
須坂の文学碑と双体道祖神<田幸喜久夫著>

掲載している探検隊スペシャル