本郷町

古八幡宮跡

この場所には八幡社がありました。
それらは、中世この本郷地区を治めていた信濃源氏の一派である須田氏が、信濃源氏の氏神「八幡神」を勧請<カンジョウ>し、祀ったものだと伝えられています。

明治41年の神社統合により、大谷町の建御名方神社<タテミナカタジンジャ>と合祀<ゴウシ>されました。

江戸時代の後期、嘉永6年(1853)の寺社奉行宛に書かれた免税請願書には、間口2間奥行き2間半の社殿が描かれています。
社殿の棟梁は、かの「亀原和田四郎」、その中でも初代和田四郎嘉重であるといます。
その社殿は、神社統合の際に、大谷町の建御名方神社の社殿として移築され今も残されています。

神社統合後、この辺りも開拓が進められ土地も個人の所有地となってしまいました。
しかし、昭和28年に保存会の方々によって標柱が立てられたのです。

春になると標柱を囲みように桜が咲くとても雰囲気の良い場所です。


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