寿泉院境内

箕由の句碑

寿泉院の境内にこの句碑はあります。

明治32年に建立されたこの句碑には、

「露の世にさく朝顔の命か那  箕由」

と彫られています。
露の世とは「露のようにはかない世」という意味。

露のようにはかない(むなしい)世に咲いた朝顔もまたはかない(あっけない)命だな

という意味だと考えられます。
「はかない」が重複し、なんとも考えさせられる句ですね。
箕由<ミヨシ>はこの句を読んだ人だと思うのですが、詳しくわかりません。

建立者は原二芳、他門弟。
原二芳<ハラフタヨシ>の本名は原政太郎といい塩川町の出身です。
そういえば、塩川町に原二芳の句碑がありましたね。
また近々ご紹介したいと思います。






箕由の句碑

住所:寿泉院境内
名前:箕由の句碑
取材日:2007/05/30
更新日:2021/04/12

参考文献

須坂の文学碑と双体道祖神<田幸喜久夫著>
須坂市石造文化財<須坂市教育委員会>

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