米子神社の大幟

長野県須坂市米子町の米子神社<ヨナコジンジャ>にて
「元始祭<ガンシサイ>」が行われました。

米子神社のお祭りには明治13年に「北村方義<キタムラホウギ>」によって書かれた大幟<オオノボリ>が立てられます。

右に「養民物於態□」
左に「簸藹如定徳風」

と書かれています。
北村方義は儒者であったので、儒学より採用されたものと思われます。
興津正朔氏の解読によると、その意義は、
「賢人多く皆力を尽くす、美しさの義、進言の美なる意、草木繁茂の貌」
なのだそうです。
これでも正直難しいですね。

わかりやすいように今後調べてみたいと思います。


須坂の多くの神社に今も残されている大幟は、須坂出身の偉人達によって書かれたものが多いのです。
最近では、劣化が激しくレプリカや代替を使う神社もあります。

後世のために残していってほしいですが、飾られた実物も見たい。
勢いのあるその文字の迫力は、実物でないと伝わってきません。

実物を見れるうちに是非見てみてください。








米子神社の大幟


名前:米子神社の大幟
取材日:2007/01/05
更新日:2020/12/18

参考文献

米子村志<竹前利男著>

掲載している探検隊スペシャル