春木町

秋葉社

長野県須坂市春木町ロータリーの北側に「秋葉神社」があります。


昔から蔵や住宅の多い春木町は、「火災」について特に気をつけていた地区でした。
「宇治乃園」という御茶屋さんには、町が火災になったときに、辺りを広く見渡すことのできる望楼<ボウロウ>が今も残されています。
この秋葉大明神は、須坂市本郷の秋葉三尺坊大権現より分霊されたものです。

元々は浄念寺の参道に祀られていましたが、1936年10月に現在の場所に遷宮<セングウ>されました。
遷宮の際には、小田切家の屋敷神であった稲荷大明神の社殿が曳屋工事によって移動され使用されたのだそうです。
それ以来、この場所では「火防の神様 秋葉神と浄火の神様 稲荷神」を守護神としてお祀りしていることになりました。
拝殿の奥に建てられている神殿の額には「秋葉宮」と書かれています。
それと同時に、「正一位稲荷大明神」の額も置かれています。


秋葉社

住所:春木町
名前:秋葉社
取材日:2010/06/11
更新日:2021/09/10

参考文献

春木町あれこれ<春木町史談会>
春木町よもやま話<春木町史談会>

掲載している探検隊スペシャル