本郷町

唐沢の道祖神

長野県須坂市日滝地区の南には明覚山<ミョウカクサン>があります。
昔は明覚山と山沿いに流れる八木沢川の間に集落があり、その集落の入り口に道祖神が祀られていました。

悪霊や疫病、鬼は村の境界や道の合流地点から村に侵入してくるものと考えられていた昔には、このような「道祖神」を村境や集落の入り口に祀ることでそれらの侵入を防いでいたのです。

この「唐沢の道祖神」の建立年代は不詳とされています。
祀られている位置は八木沢川の氾濫<ハンラン>による橋の架け替えられるたびに移動されました。
普段は水量も少なく細い川なのですが、過去の大雨の時には何回も氾濫したのですね。

集落の入り口を守り続けてきた「唐沢の道祖神」。
道祖神が祀られた意味を知ることでその重みを再認識させられるのです。

この道祖神がどうして「唐沢の道祖神」と呼ばれているのかは調べてみたのですが、今回はわかりませんでした。
またわかり次第また書きます。



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