須坂市村山に「日野 諏訪神社」があります。
この神社の特徴は何といっても「神殿」の屋根の上の「千木<チギ>」と「堅魚木<カツオギ>」です。
「千木」は
屋根の上に交差して突き出た2本の柱
「堅魚木」は
屋根の上で棟木<ムナギ>と直角に並べられている木材
のことです。
この二つは神社のシンボルとされていますが、須坂市にある神社では、これらが無い神社がほとんどです。
千木の頂部を地面と水平に切ったものを「内削ぎ<ウチソギ>」地面と垂直に切ったものを「外削ぎ<ソトソギ>」というそうで、外削ぎの「日野諏訪神社」は男神を祀っていることを表しています。
(内削ぎは女神を祀る)
堅魚木は形が鰹節に似ていることからその名がついたといわれていますが、その数は神社によって違くて、「偶数は女神」「奇数は男神」を祀っていることを表しているのだそうです。
千木と堅魚木はどうしてあるのかというと、
「神様と交信するためのアンテナ」
簡単にいうとそんな感じらしいです。
神社建築には色々な特色があります。
そんなものも見ながら回ってみるのもおもしろいですね。