須坂市春木町にある延喜式内社墨坂神社芝宮。
芝宮の境内東側に振興殿があります。
現在は社務所として使用されている建物ですが、この建物は昭和3年11月10日に京都御所で行われた昭和天皇の御大典(たいてん)の際に、皇室の祭祀を担当する職員の詰所として使用されたものなのです。
祭祀の後、宮内庁より下賜され、移築されました。
館内は部屋と部屋の間の柱が高く設置されています。
お聞きしたところ烏帽子(えぼし)がぶつからないように作られているとのこと。
芝宮神社の社務所の歴史はなかなか知られていないこと。
祭祀の際に立ち寄ったときには、ちょっと観察してみてください。