須坂市から高山村に向かう県道54号線から須坂温泉古城荘に向かった途中に大谷町の公会堂があります。
入り組んだ住宅街の中にあるために少し見つけにくいかもしれません。
天明元年(1781)に当時このあたりの庄屋を務めていた宮前氏から土地を譲り受けて観音堂(日瀧寺)を本尊と共にこの地に移したのだそうです。
本尊の高さは3尺3寸(99cm)。後ろに光輪があり、右手には蓮の花、左手は印を結んでいます。
安産の守護として地域で崇拝されています。
現在も建物内にこの本尊は大切に安置され、毎年春まつりが町の関係者によって行われています。
大谷町の公会堂の敷地内には、須坂藩主のものと伝わる弁天様も祀られています。