須坂市春木町にある延喜式内墨坂神社芝宮の境内にひょうたん型の池があります。
その池のくびれ部分には石造りの太鼓橋がかかっています。
弘化4(1847)年の改修工事によって現在の形になったと伝わっています。
その工事の際に太鼓橋が設置されたのでしょう。
安政6(1859)年の芝宮大造営の際に、神社の主祭神を祀る拝殿と、藩祖堀直重公を祀る拝殿
廃して一つに改築されました。
堀直重公を祀る社は常盤町の奥田神社となりました。
現在、太鼓橋が神殿に対して斜めにかかっていますが、本来は二社の拝殿に対して直線的にかかっていたのです。
この芝宮大造営が明治3年の須坂騒動の主因になったとも伝わっています。
大正時代に痛みがひどくなった太鼓橋を修繕されました。
太鼓橋の規模
高さ:9尺(2.72m)、幅:9尺、長さ:2間4尺(4.36m)、半径:1間(1.81m)